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【中世の騎士】と呼ばれるキャバリアはイギリス国王や貴族達に愛された犬種です。
明るく快活で気品があり、洞察力・協調性に富み、人間に対する適応力が高く無駄吠えしない。など・・・・さまざまな魅力を持っています。被毛は長い絹糸状で、耳・四肢・尾に飾り毛があることが特徴です。 カラーは四色に分かれています。以下に、カラー別の特徴を記してあります。 【ブレンハイム】
白・赤茶色の2色の被毛で、身体全体の3分の1から3分の2が白の配分が理想的とされています。鼻から頭部にかけてはブレーズと呼ばれる白いラインが太く入っています。頭頂部の白い部分には赤茶色のブレンハイム・スポットというスポットが入っています。 【トライ・カラー】
白・黒・赤茶色の3色の被毛で、身体全体は黒が多く顔の一部と胸・四肢に白が入り、頬や耳の内側・四肢の内側などに赤茶色が入ります。 鼻から頭部にかけてブレーズと呼ばれる白いラインが細く入り、目の上には昔の公家の眉に似た赤茶色の星が入っています。 【ブラック・タン】
黒・赤茶色の2色の被毛で、身体全体は光沢のある黒で覆われ、頬や耳の内側・胸・腹部・四肢の先・尾の下から後肢などに茶色が入っています。 【ルビー】
赤茶色1色の被毛で、身体全体が輝くような赤茶色の被毛で覆われています。 |
ぼくは、1998年12月16日某ブリーダーさんちで生まれ、1999年1月30日ここんちの長男となりました。
それより少し前の1月9日、某ペットショップに1組の夫婦が現れ『この犬種で、こんな色で、こんな顔の、こんな性格してて、こんな性格の母犬が生んだ・・・・・・ハァハァ・・・・ゼェゼェ・・・ゼェ・・・男の子犬がほしい!』と、オーナーに頼んだ事など知るはずもありませんが・・・・。そしてこの時点で、すでにぼくは『●●様ご予約犬』と、なってしまった事などもちろん知るはずもなく兄弟や両親と、そりゃぁそりゃぁー幸せに暮らしておりました。 そしてペットショップでのお見合いの日、先方はぼくを気に入ったらしく『この子に決めます。』と、仲人のオーナーに言って帰りましたが、ぼくとしては・・・・もう少し金持ちの親のほうが良かったわけで・・・・。しかし、子は親を選べません。 とにもかくにも、ぼくのかあちゃんとなった人間は、犬を飼うのが久しぶりだったらしく沢山の『最近の犬の育て方』なるマニュアル本を見ながらぼくを育てました。かあちゃんは、自他共に認める『凝り性・潔癖・完璧主義者』なので、そりゃ〜もう、あ〜〜た大変だったですよ!10冊近い本を読み漁り、いいとこだけを左脳にインプットしていくわけですから。この時もう少し右脳を使ってくれていれば、ぼくの性格も違っていたと確信を持って言えます。 まぁそんなこんなで、左脳だけでぼくを育てようとしたかあちゃんと、右脳で育ててほしかったぼくはお互いにストレスが溜まっていくわけでして・・・・色々と葛藤もありましたし、戦いも日常的に繰り返されました。 一番嫌だった事と言えば・・・・・毎日毎日、暇さえあればブラッシングやら身体拭きやら、用足しする度に拭かれ続け身体中ビカビカに磨き上げられ・・・ほんとに、危うく潔癖神経症になるところでした。 これは、ぼくが一歳になるまで続けられましたが、1999年の暮れ頃になってから突然いいかげんになりました。 なぜそうなってきたか?は、定かではありませんが、たぶん潔癖症に飽きたのではないかと推察されます。 それが証拠に2000年の元旦から、ぼくの寝床はかあちゃんと一緒のベッドになりました。 念のためですが、かあちゃんがぼくのハウスに入って寝ている訳ではありませんので、ご注意ください。 『犬を寝室に入れる訳にはいか〜ん!』と、力強く宣言していたかあちゃんが『犬と一緒にベッドで寝る!』と、より力強く高らかに宣言した訳です。。。いわゆる元旦に、ちなんで所信表明(?)とでも言いましょうか・・・。 まぁだけど、これはぼくにとってはむっちゃうれしい訳で・・・・・。思い返せば、そりゃぁそりゃぁ厳しく育てられましたから『躾は厳しく愛情持って』が、かあちゃんの持論ではありましたが、あんまり愛情は感じられませんでしたからねぇ・・。でも、ぼくは『とても良くできた犬』ですから、かあちゃんの言う事さえキッチリ聞いておけば安泰だと思っていましたから、特に逆らいもせずにつつがなく暮らしておりました。 そんなある日、東京の桜も満開のエープリルフール。ぼくは混合ワクチンの注射に連れて行かれました。 『ふぅ・・やれやれ注射も終わったことだし、うまいおやつでも買ってくれよ』と、かあちゃんに頼んだところ意外とあっさり『いいよ〜〜』と、言っていつものペットショップに入って行きました。 そこには、ぼくをかあちゃんの子供にしたショップのオーナーというおじさんがいました。ぼくは、適当に挨拶をし、目的のおやつの物色に夢中!でした。なので、その間に何が起こっていたのか?知る由もありません。 ふとなにげなくかあちゃんを見ると、その手の上には『茶色と白の毛皮を着たボンレスハム?』が・・・・・・・。 乗っていました。。。そしてこともあろうか『茶色と白の毛皮ボンレスハム』は、馴れ馴れしくぼくのかあちゃんに抱っこされて、うにゃうにゃと甘えおまけに目をウルウルさせて媚びていました。 ぼくは、かなりムッ!と、しながらも取り合えずこの事態を冷静に分析することにしました。 『あの腹のピンク色は、どうみても正月のおせち料理に出てきたボンレスハム!!暮れに貰ったハム詰め合わせの中に入っていたでっかいボンレスハムを、ぼくの鼻先にちらつかせて挑発したかあちゃんの姿が瞼をよぎる・・・・。 では〜なぜ、スーパーではなくペットショップにボンレスハムがおいてあるのか?・・・う〜〜〜む?? そして、なにより最大なるポイントは、なぜボンレスハムが生きているのか?』という事であります。 しかし、所詮はちっちゃい脳みそ!!あんまり難しい事を考えたので頭が痛くなってきました・・・・。 ぼくは、さっさと帰りたくなって『ねぇ、おやつ買って早く帰ろうよ!』と、催促しました。 そこで、ぼくのイライラに気がついたショップのおじさんはニコニコしながらこう言いました・・・。 『よっきー、きみの弟にしてあげてね。仲良くしてあげてね♪』 どひゃ〜〜!ぐわ〜〜〜ん!うぎゃ〜〜〜!がぁぁぁ〜〜ん! こ、これはボンレスハムもどきの犬だぁぁ!おまけに弟にしろだとぉぉ! この表現方法でぼくの驚愕の全てを、、、ご理解いただけたでしょうか?・・・・。 まぁしかし、この場には冷静沈着が売りのとうちゃんもいることだし・・・・・大事には至らん!だろうと、ぼくは多少落ち着きを取り戻しました。。。が、かあちゃんの性格を嫌というほど知っているためか、例えようのない不安が脳裏をよぎり、早くこの場を脱出しなければ!と、唯一の頼みの綱のとうちゃんに『早く帰ろうサイン』を送り続けました。 しか〜〜し!!この冷静沈着なはずのとうちゃんは・・・既に・・・『ボンレス飼いたい病』に罹っていました。 そして、帰りの車中。このボンレス犬はとうちゃんの胸でねちょねちょいやらしく甘えていました。。ムカッ!! ぼくは一言も口を開かず、じっと窓の外を流れる景色を見るふりをしながら、これから襲って来るであろう数々の災難と試練を想像して眩暈と悪寒がしてきました。。。 そして、わずか数分後。家に着いたぼくが最初に聞いたのは、犬を衝動買いしたかぁちゃんの無謀な言葉・・・・・。 『う〜〜む・・・参ったね!まったく予定外の出来事だったよねぇ。お金もないのに・・・・明日からカップラーメンの生活だよねぇ。。それに今は忙しいから、よっきーの時みたいには面倒も見れないし・・・どうしようかなぁ?・・・ う〜〜ん・・・・・・・そうだ!!よっきーに面倒見させよう!!オ〜〜ホホホッ。いい手を考えたわ♪』 |
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