マンガタイトル

ある日のこと。Vol.10

お風呂好きですねん。
本日は、犬風呂
   2匹洗うは、ひと苦労〜〜。



まず〜〜兄よっきーを洗って浴槽へ〜〜。

人間用の浴槽に肩まで浸かる、よっきー君
湯温37度・ちょっと臭い温泉の素は乳白色。

あ〜〜極楽極楽♪ (ほんまかぁ?)

ゴシゴシゴシゴシシャカシャカ、こっきー君。
まんまるまんまる太ってる。

まるで子ブタだな!
ぶたぶたこぶた♪歌う、かあちゃんであった。
温泉の素は体にええんやで。
かあちゃん、まだかいのぅ?
   この格好むっちゃ疲れるでぇ!



「まだ早い、ちゃんと100まで数えるんや!
まじめに数えんといかんでぇ!」

「かあちゃん、わし算数嫌いやし
     犬やから、よう数えんわ!」


「なんでやねん?よっきー?簡単やんか!
『ワン』を100回、言うたらええだけやん。」

「なんだ、そうかっ!」
と、簡単には納得しないよっきーであった。
かあちゃん、マット買うてえな。
シャカシャカ・・・・・・
  ずりっ。ずりっ。ズリッ。



ずりっーズリッ、「よいしょっと!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ。

ゴシゴシシャカシャカ・・・ゴーシゴシ。
もくもくとこっきーを洗い続ける、とうちゃん
かあちゃんは気づかない、あぁ気づかない!

ずりっーズリッ、「どっこらせっと!」
・・・・・・ふぅ・・・・・ずりっ・・・・ふぅ。


ひとり、滑る浴槽と格闘するよっきーであった。
ありゃりゃ、ポチャンしてしもうた。
ボッチャ〜〜ン!!
   ん?ボッチャ〜〜ン??



「なっ、なんだ?ボッチャ〜〜ンとは??」


不審な音に気づく、とうちゃんかあちゃん
と、弟こっきー。

「よっきー?なにかしたか?・・・・・。」

「よっきー??」・・・し〜〜ん・・・。


ふと、胸騒ぎがするかあちゃんであった。
わし、溺れてしもうた。
うわぁ〜〜よっきー!
   なに溺れてんねん!!



そ、そこには・・浴槽の中に沈むよっきー君。
乳白色の湯の中にどっぷり沈むよっきー君。
一生懸命イヌカキをするよっきー君がいた。。

「ははぁ〜〜ん、さては滑ってコケたな!!」
ここですぐ助けては、よっきーの為にならん!
と、思ったかあちゃんは声援を送ることにした。


「がんばれ!よっきー!泳げ!泳ぐんだ!!」

チャチャチャッと、踊るかあちゃんであった。
早く浮かび上がらなければぁぁ〜。
お〜〜浮かんできたぞ!!
   やればできるじゃないか!



「もうすこしだ!がんばれよっきー!
フレーフレーよっきっ!チャチャチャッ!」


声援を送り続けるかぁちゃん。
ひたすらイヌカキをするよっきー。
泡だらけでほったらかしにされたこっきー。


なにをどうすればいいのか?
さっぱり分らず、固まるとうちゃんであった。
だ、だれか助けてくれ〜〜。
おいっ!沈みはじめたぞ!!
   泳ぐんだ!気合をいれろ!!



「もっと前足を使え!バシッバシッ水を叩け!
だめだ!駄目だ!そんなことじゃぁ〜〜!
立派な災害救助犬には、なれないぞ!」


その頃、風呂の中のよっきーは・・・。

「災害救助犬?おらの先祖は膝ぬくめ犬だ!
そんな立派な犬になれるわけねぇべ!!
どうでもいいから、とっとと助けてくれ〜〜!」

と、災害救助依頼犬になるよっきーであった。

よっきー 1歳8ヶ月 体重 6.8Kg  こっきー 6.5ヶ月 体重 7.3Kg の頃のできごと。


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