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ある日のこと。Vol.17
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でへへへぇぇ〜
こっきー 「兄ちゃん、ご飯ですよ、ご飯ですよ〜♪」 ピンポ〜ン♪ よっきー&こっきー 「ハッ!誰か来ました!大変です。」 ドンッ!ダダダダダダダダダッー キッチンカウンター前の、椅子から飛び降りて 玄関に急ぎ走るよきこきであった。。 |
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わくわくワクワク…
よっきー 「誰ですか?誰ですかぁ〜?」 ワクワクワクワク♪ こっきー 「お土産は骨ですか?ガムですか?」 わくわくわくわく♪ |
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し〜〜ん……。
んっ・・……????? 「おかしいですねぇ〜?誰も来ませんねぇ〜? どうしたんでしょか?かあちゃんの不気味な声に おじけづいて帰ってしまったのでしょうか?」 注*よっきー、こっきーは知らなかった。。。 ロビーでチャイムが鳴ってから、よきこきの家の 玄関に人が現れるまで、時間がかかることを。 |
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あっ!!
「大変です!ご飯です、ご飯です!! 急がないとかあちゃんに食べられてしまいます。」 ダダダダダダダ〜〜〜ッ (大丈夫だ!そんなに急いで走らなくても 君達のごはんを食べるつもりは、毛頭ないので 安心してくれたまえ。。。)と、母は思った よっきー 「待て!わしが先や!わし嫡男やし!」 こっきー 「嫡男がなんぼのもんや!負けへんでぇ〜」 |
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はぁ〜〜〜
よっきー 「駄目やわ、まだアッチッチで食べられん・・・。」 こっきー 「ほなフゥーフゥーしてみまひょ。」 フーフーフッー、フーフーフッー、 注* この頃、彼らのご飯は土鍋で煮ていたので熱い。 で、なかなか冷めないので、なかなか食べれない…。 |
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ピンポォ〜ン♪
よっきー&こっきー 「ハッ!またまた誰か来ました!大変です。 急いでお出迎えせねばなりません。」 ドンッ!ダダダダダダダダダッー キッチンカウンター前の椅子から、転げながら 飛び降りて、玄関に急ぐよきこきであった。。 |
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バターーンッ!!
よっきー&こっきー 「あ、あれっ??どうしたんですか? ドアが勝手に閉まってしまいました。。。。」 注*この時、大きな音を立てて廊下のドアが 勝手に閉まってしまいました。 なぜ?って、ベランダの窓が開いていたので 玄関のドアを開けたとたん、風が通り抜け その勢いで閉まったのであります。 単に廊下のドアストッパーをしてなかっただけ。。 |
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し〜〜〜〜〜ん…
ブキミな静けさに、玄関にいたかあちゃんは 振り向いた。 そして、かあちゃんは見た! 廊下のドアのすりガラス部分の前で固まる よっきー&こっきーくんの影を。。。 (・・;) ウプププ〜、固まってる・・・・。 |
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ガリガリガリ…
ガリガリガリ……。 妙な音に、玄関にいたかあちゃんは 再び振り向いた。 そして、かあちゃんは見た! すりガラスをガリガリしながら顔をベッチャリっと くっつけてるよっきー&こっきーくんを。。。 |
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やめてぇ〜
ヨダレがぁ〜〜〜 鼻汁がぁぁぁ〜〜〜 そんなかあちゃんの心の叫びを知ってか知らずか 益々ガラスに張り付くよっきー&こっきーくん。。 「プッ、ククククッッ〜〜じゃぁ、どうも〜♪」 宅配便の兄ちゃんは笑いながら去って行った。 |
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