マンガタイトル

ある日のこと。Vol.17

1
でへへへぇぇ〜


こっきー

「兄ちゃん、ご飯ですよ、ご飯ですよ〜♪」

ピンポ〜ン♪

よっきー&こっきー

「ハッ!誰か来ました!大変です。」

ドンッ!ダダダダダダダダダッー

キッチンカウンター前の、椅子から飛び降りて
玄関に急ぎ走るよきこきであった。。
2
わくわくワクワク…


よっきー

「誰ですか?誰ですかぁ〜?」

ワクワクワクワク♪


こっきー

「お土産は骨ですか?ガムですか?」

わくわくわくわく♪
3
し〜〜ん……。

んっ・・……?????


「おかしいですねぇ〜?誰も来ませんねぇ〜?

どうしたんでしょか?かあちゃんの不気味な声に

おじけづいて帰ってしまったのでしょうか?」

注*よっきー、こっきーは知らなかった。。。

ロビーでチャイムが鳴ってから、よきこきの家の

玄関に人が現れるまで、時間がかかることを。
4
あっ!!


「大変です!ご飯です、ご飯です!!

急がないとかあちゃんに食べられてしまいます。」

ダダダダダダダ〜〜〜ッ

(大丈夫だ!そんなに急いで走らなくても
君達のごはんを食べるつもりは、毛頭ないので
安心してくれたまえ。。。)と、母は思った

よっきー
「待て!わしが先や!わし嫡男やし!」
こっきー
「嫡男がなんぼのもんや!負けへんでぇ〜」
5
はぁ〜〜〜


よっきー

「駄目やわ、まだアッチッチで食べられん・・・。」

こっきー

「ほなフゥーフゥーしてみまひょ。」
フーフーフッー、フーフーフッー、

注*
この頃、彼らのご飯は土鍋で煮ていたので熱い。
で、なかなか冷めないので、なかなか食べれない…。
6
ピンポォ〜ン♪


よっきー&こっきー

「ハッ!またまた誰か来ました!大変です。

急いでお出迎えせねばなりません。」
   
ドンッ!ダダダダダダダダダッー
   
キッチンカウンター前の椅子から、転げながら
飛び降りて、玄関に急ぐよきこきであった。。
   
7
バターーンッ!!


よっきー&こっきー

「あ、あれっ??どうしたんですか?
ドアが勝手に閉まってしまいました。。。。」

   
注*この時、大きな音を立てて廊下のドアが
勝手に閉まってしまいました。
なぜ?って、ベランダの窓が開いていたので
玄関のドアを開けたとたん、風が通り抜け
その勢いで閉まったのであります。

単に廊下のドアストッパーをしてなかっただけ。。
8
し〜〜〜〜〜ん…


ブキミな静けさに、玄関にいたかあちゃんは
振り向いた。

そして、かあちゃんは見た!

廊下のドアのすりガラス部分の前で固まる

よっきー&こっきーくんの影を。。。

(・・;) ウプププ〜、固まってる・・・・。

9
ガリガリガリ…


ガリガリガリ……。

妙な音に、玄関にいたかあちゃんは
再び振り向いた。

そして、かあちゃんは見た!
   
すりガラスをガリガリしながら顔をベッチャリっと

くっつけてるよっきー&こっきーくんを。。。
10
やめてぇ〜


ヨダレがぁ〜〜〜

鼻汁がぁぁぁ〜〜〜

そんなかあちゃんの心の叫びを知ってか知らずか
   
益々ガラスに張り付くよっきー&こっきーくん。。
   
「プッ、ククククッッ〜〜じゃぁ、どうも〜♪」
   
宅配便の兄ちゃんは笑いながら去って行った。

よっきー 2歳4ヶ月 体重 6.9Kg  こっきー 1歳2ヶ月 体重 7.2Kg の頃のできごと。


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