マンガタイトル

ある日のこと。Vol.9

おこられてます〜〜。
ガミガミガミっ!グダグダ。
   なんちゃら、かんちゃら。


えーー、本日は、晴天なり!只今
兄ちゃんが、かあちゃんに叱られています。

ぼくは、叱られてませんが一応神妙なふりして
いないと、いつなんどき、とばっちりが来るか
わからないので、ひっそりと高みの見物中。

そのころよっきーは、といえば
「そろそろ、最後の締めの言葉の
『おりこうだから、分るよね!』の時間だな!」

などと、のん気に考えているのであった。
ヨシヨシ、ええ子やな。
ハッ!大変だ!
  「おりこうだから」って
頭なでてもらってるじゃないかっ!。


のんびりしてる場合じゃないぞっ!
は、早く行かねば!ぼくだっておりこうなのに!
兄ちゃんだけ、おりこうナデナデしてズルイっ!

(注・この時の、こっきーの思考回路)
おりこう=美味しいものがもらえる!はず!

(注・現実はいい事をした時だけ、もらえて
このケースではもらえない・・・。)

ぼくだって!ぼくだって!!ぼくだって!!!
ぼくだってぇぇ、おりこうなんだぞぉぉぉ!!
飛ぶ飛ぶ、こっきーくん。
シュワッ!バビューーーーン。。

かあちゃ〜〜〜〜〜ん。
ぼくは、ここにいますよ〜〜ん。



うわぁ〜〜〜!なんだなんだ!。
なんなんじゃ〜〜??
なにかが、すっ飛んできたぞっ!


ずんどうお腹のこっきー君。
よっきーは、見た!!
   空飛ぶブタ犬を!!



よっきーは思った。

ブタ犬のくせに、運動能力は極めて高い!と。

そして、つくづく思った。

相変わらず「くびれ」のない太鼓腹だと・・。

横から見てもでかい腹のこっきー君。
ピョンピョンピョーーン!
  僕こそ、おりこうもので〜〜〜す。


兄の目前に着地してアピールする弟・・・。

呆気にとられてフリーズする、兄よっきー。

暴走するハードディスクのような、弟こっきー。



う〜〜む。君たちの将来のあり方について
一度、有識者の意見を聞かねばなるまい・・・。
すごすご戻るこっきー君。
こりゃぁ〜〜、こっきー
   じゃますんじゃないっ!!



あ〜ぁ、案の定かあちゃんがまた怒りだした。

これでまたふりだしに戻るんだろうなぁ・・・。

希望としては、「一つ前に戻る」で
「おりこうだから、わかるよね!」からの
続きをやるという訳には、いかんかいのぉ?


こっそりつぶやく、よっきーであった。
じゃまされたよっきー君。
ふぅ〜〜・・・。
   ちょっと、早すぎたなぁ



物事には、タイミングが大事なんだな。
もう少し、ここで見物してみるか・・。

では、かあちゃんつづきをどうぞ。

ちゃっちゃと、兄ちゃんを叱ってください。

あ〜、兄ちゃんはもうちょっと反省の色を
見せて叱られるように・・・。

好き勝手にほざく、こっきーであった。
は、大変だ!早く行かねばぁ〜。
ハッ!また
「おりこうだから」って言ってるぞ!




てぇへんだ!てぇへんだっ!

ぼくが、ぼくのほうがっ!

ぼくこそ、おりこうなんだぞぉぉぉ!!
ほとほと呆れるよっきー&かあちゃん。
シュワッ!バビューーーーン。。

かあ〜〜ちゃ〜〜〜ん

お待たせしましたぁ〜〜。
あなたの、こっきーですよぉぉ〜!



お、おまえってやつは・・・・・。

一体、どんな性格しとるんじゃ??・・。

犬は飼い主に似る!と言われているが
あんたは一体、どこの飼い主に似たのかね!

と、棚の上に上がる、かあちゃんだった。

よっきー 1歳8ヶ月 体重 6.6Kg  こっきー 6ヶ月 体重 6.8Kg の頃のできごと。
こっきー君、ついによっきー君の体重を追い抜くデブ子犬になる!


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